エレクトロ・アーツ(EA)は09年度の業績について、今年末商戦で期待のソフト群が当初の予測を下回る見通しであることを発表、同社のジョン・リッチティエロCEOは「当初予想の売り上げに達せず失望している」とコメントしました。
EAは言わずとしれた世界最大級のソフトウェアパブリッシャーで、今年末商戦には『Mirror's Edge』、『Rock Band 2』、『NFS:Undercover』などの大作ソフトを投入しましたが、いずれも事前の予測を下回る売れ行きでした。
また同社は今年発売したソフトのうち、17本のソフトにおいて、Metacriticで平均80点以上の高得点を獲得していますが(2007年は7本)、同CEOは「ソフト品質の向上にも関わらず売れ行きに繋がらなかった」とコメントしています。
尚、今後の施策として同CEOは、収益性の改善を目指して、更なる人員削減やスタジオの統合を行うことを検討していることを明らかにしましたが、このコスト削減の影響により、いくつかの開発中ソフトが開発中止となるのではないかと予測されています。また同CEOはEAの主戦場が現在もPS3、Xbox360、PCであることを認めたうえで、今後はWii向けソフトにも積極的に取り組んでいく姿勢を示しました。
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http://kotaku.com/5105994/ea-weve-got-work-to-do-on-the-wii