『マリオギャラクシー』レビュー、1点/10点

『スーパーマリオギャラクシー』 レビュー： 1点/10点

あれほど偉大で重要なタイトルがこんな有様になるとは。
こんな事いまだかつてあっただろうか。

我々世代であれば、皆、96年にリリースされた革命的なタイトルである『マリオ64』を、トイザラスの試遊台でプレイした経験が誰にもあるはずだ。しかし例の『マリオサンシャイン』のように、『マリオギャラクシー』はシリーズがついに地に落ちてしまったことを象徴してしまっている。

他の媒体がイワタに見返りを貰うのと引き換えに『マリギャラ』に好意的なレビューを載せる一方、我々はほんの少しの見返りも拒絶する。当サイトは、最も過大評価されたタイトルに正当な評価を与えることの出来る唯一のウェブサイトなのである。




残念なことに『マリオギャラクシー』は、一体ニンテンドーは今まで何を開発していたのだろう、と思わせるほど、残念なゲームプレイの数々が採用されている。その主な原因の一つは単純すぎるゲームプレーだ。

『マリオギャラクシー』のゲームデザインをまとめると

1.　宇宙空間に適当にモノ（リンゴ、瓶、虫）を置いてある
2.　マリオはそこでアイテムを集めるか、全ての敵を殺すか、スターを見つける
3.　最終的な星にたどり着くまで単純作業を繰り返す

120回、これの繰り返しだ。これが『マリギャラ』の全てなのだ。広大なマップの『マリオ64』に対して、一本道のマップを行き来する『マリギャラ』。最初のいくつかの惑星をこなせば、大体のプレーヤーは飽きてしまうだろう。

そして必ず指摘せざるを得ない点としてハードウェアの限界がある。WiiことGameCubeは、ほんの少しのHD映像も描画することができないハードだ。おそらく『マリギャラ』がPS3で発売されていたならば、11年前リリースされた『マリオ64』からのグレードアップを感じることのできる、真の次世代マリオを作ることが出来ただろうに。

もう一つの欠点として、戦闘の仕組みが絶望的に出来損ないなことだ。『アンチャーテッド』のようなゲームが魅力的な戦闘体験を提供する一方、『マリギャラ』は敵の頭を踏みつけるか、ぶん殴るだけ。しかもリモコンを振り回す必要がある。もしこれが、核となるゲームプレーそのものがやりがいのあるほど難しいものであったならば、それも上手くいったかもしれない。しかしそうではない。このゲームは４歳児に向けて設計されたように思えるし、ファミコンの『スーパーマリオ』より簡単だ。

まとめると、『マリオギャラクシー』は控えめに言っても大失敗作、というところだろう。もしキミがお子様になったつもりでノスタルジーに浸りたいのであれば、『マリギャラ』を買えばいい。しかしもしキミが真のビデオゲーム体験に興味がある知的なゲーマーであるならば、PS3と『アンチャーテッド』を買うといい。きっと今年を最高の年として締めくくれるだろう。

by Sony Defense Force（ソニー防衛軍）
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