各次世代ゲーム機が現在最も力を入れている要素の一つに、オンラインプレイにおけるSNS的なコミュニケーションづくりがありますが、「そんな馴れ合いは不要、ただ黙ってオンラインプレイをさせろ」という意見が、オンラインプレイ先進国アメリカのゲーマーから発せられているのが新鮮で面白かったのでご紹介します。
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「話なんてしたくない。あんたが好きでもない。ただプレイしたいだけ。」
そんなユーザーをご紹介します。
By Ben Kuchera | Published: May 28, 2007 - 11:30AM CT
オンラインコミュニティの中でもあまり知られていない派閥を紹介させて頂きたいと思います。僕が彼らについて話すのは、彼らがグリーファー(初心者いじめ)ほどはムカつかれていなかったり、「俺は今ボングをキメてるよ」なんてXboxLive上で話すやつほどは目立たないからで、彼らについて言及されることは滅多にありません。しかし彼らは確実に存在するのです。恥ずかしながら、僕もその内の一人です。
僕らはユーザーです。僕らはヘッドセットを付けません。あなたの声はミュートしています。そしてただくだらないゲームをプレイするだけです。僕らは友達を作りに来てるわけじゃありません。もしあなたがゲームに招待したりしてきても、ただ拒否するだけでしょう。僕らは滅多にプレイヤー評価なんて送りません。僕らはオンラインゲーム社会の一員なんかじゃありません。XboxLiveにいる、おおかたの人は馴れ合う価値なんてありません。あなたが回線の向こうで何かゲームについて喋っている間、その話を聞いてなんかいません。
そんな人々にとって、オンラインプレイはただのコンピューターのAI代わりです。僕はレースの後に、良かった・悪かったなんて感想は聞きたくないです。僕がプレイする唯一の理由は、コンピューターと対戦するよりは人間の脳と対戦した方が楽しいってことだけです。誰かに罵倒された時、ヘッドセットを付けるように言われたり、ポーカーのゲーム中にナメた口を利かれるようなとき。僕はサっと当然のように全員をミュートするだけです。
人々はオンラインプレーをする時、仲良くしようとします。しかし僕は人間っぽい対戦相手が欲しいだけです。どうか僕に話しかけないでください。ただ僕と競争だけさせてください。僕はあなたを利用しているだけにすぎないってのは解っています。でもそれの方が全然気楽なんです。
確かに、友達や知人とプレイするときに話すことはあります。でも正直に言えば、オンラインの敵は、無限に沸いてくる資源としか思ってません。もし僕のやり方がムカつくのであれば、ただ僕とプレイしなければいいだけです。誰か別の人を見つけますんで。
こんな風に誰かを利用することを、何も誇りに思ってるわけじゃありませんが、ゲームはより楽しく遊べます。人間は人間らしいミスをします。そして平凡なプレーヤーでさえ、コンピュータよりは現実的な戦術を使ってきます。
このやり方は、XboxLiveだけでなく、PS3上でも同じです。『Calling All Cars』を遊んでいる時でもヘッドセットを挿しこんですらいません。僕はただ人間がドライブする車と対戦するのが好きなだけです。それがジコチューであることもわかっています。しかしやめるつもりはありません。
http://arstechnica.com/journals/thumbs.ars/2007/05/28/the-users-we-dont-talk-we-dont-like-you-we-just-want-to-play