先日おこなれたニンテンドーの決算説明会で発表されたグラフと、NPDの売り上げデータをもとに、Gamasutraが、ハードウェア一台あたりのソフトウェアの販売本数を示す、「タイレシオ」を算出し比較しています。
それによると、各ハードの発売開始から23ヶ月間でのタイレシオの数値が最も高かったのは、Xbox360の6.6本で、次いでWiiの5.5本、PS3の5.3本と続きました。尚、発売が1年先行する360は、発売35ヶ月までのデータではタイレシオが8.1本となるようです。
発売23ヶ月のタイレシオ
360:6.6本 (ファースト:1.4本、サード:5.2本)
Wii:5.5本 (ファースト:2.4本、サード:3.1本)
PS3:5.3本 (ファースト:0.9本、サード:4.4本)
またファースト/サードの比率を見ると、ニンテンドーはファーストパーティの比率の高さが目立ち、Wiiのオーナーが購入した5.5本のソフトのうち、2.4本がニンテンドー製のソフトでした。一方でファーストパーティの比率が最も低かったのはPS3で、PS3オーナーが購入した5.3本のソフトのうち、SCE製のソフトは0.9本でした。
「そのハードのライフサイクルが進むと、ハードの売り上げが大きく減少する一方で、ソフトの売り上げは緩やかな下降となる為、タイレシオは段々と上がる傾向にある」と述べたのはNPDのアナリスト、アニタ・フレイジャーです。また彼女はその逆に「ハードウェアが爆発的に売れている間はタイレシオは下がる傾向にある。」と述べました。実際、現在も爆発的にハードが売れ、新規ユーザーが増え続けているWiiは8~9月にかけてタイレシオが微減しているようです。
http://www.gamasutra.com/php-bin/news_index.php?story=20988