GameDaily.BizがXbox陣営の最高責任者であるピーター・ムーアに日本でのXbox陣営の苦戦について訊くと、彼はその矛先をソニーに向け、
先のソニー幹部の発言に対して反撃しました。
「それよりもソニーに(Wiiに)6倍差をつけられているのは何故ですか?って質問した方がいいだろう。ソニーが絶対に成功するとしている長期計画とやらも、日本では"崩壊"しているんだ。」とピーター・ムーアが語りました。
彼は付け加えて
「確かに私は日本向けのプランを計画した。しかし私の予想とソニーの予想も日本では似たようなものだろう。彼らは失敗した。そして彼らは、私の計画よりも、より多くの損失を出している。」
勿論、ソニーの日本でのビジネスが"崩壊"したと言うのは大げさかもしれません。しかしムーアも触れたとおり、6月度の日本でのPS3の売上げはWiiの6分の1でした。
「彼らの言う、"10年計画"とやらが何を指すのかはよく判らない。ただ彼らは"10年計画があります"とだけ言っていればよかったんだ。」ムーアは、先日SCEA幹部ピーター・デイルの
「Xbox陣営には長期計画が無い、我々は10年のスパンでビジネスをしている」という発言に反応しました。
「我々のプランではハードウェアのコストカットにより、間違いなくソニーよりも早く、より安い価格設定ができるというアドバンテージがある。彼らの言う"10年計画"とやらは、市場に普及するだけの価格設定が出来てはじめて実現できるものだが、彼らよりも我々の方がその価格帯に近づいていると感じている。」
彼は付け加えて、「10年と口に出すのは簡単だ。しかし彼らも計画変更を余儀なくされるだろう。何故なら彼らの当初の計画である今年度中の600万台を達成できないからだ。」
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