北米を中心に、日本や欧州のゲーム市場動向までチェックしているVGchartzが、Q2(4月~6月)での次世代据え置き機の売上げ結果をまとめて報告しており、それによると北米での本体売上げはWiiがトップ、しかしQ2発売のソフトウェア売上げでは、サード製タイトルに牽引されXbox360がトップと、それぞれ次世代機の特徴を見せています。
●本体の売上げ
VGchatzによれば、北米での本体の売上げは、週平均94,195台でWiiがトップとなり、Q1(1月~3月)よりも10%売上げを伸ばしています。またWiiは北米だけでなく日本、欧州など世界的に好調さを見せているのが特徴です。
週間平均売上げ台数
360:46,602台 Q1より-22.2%
Wii:94,195台 Q1より+10.8%
PS3:21,574台 Q1より-47.4%
●ソフトウェア売上げ
・Q2発売ソフトの売れ行き
次世代3機でQ2に発売されたソフト売上げトップ10
1. 360 - Guitar Hero II (880,103)
2. Wii - Mario Party 8 (646,615)
3. Wii - Super Paper Mario (614,356)
4. 360 - Forza Motorsport 2 (412,471)
5. 360 - Spiderman 3: The Movie (343,493)
6. 360 - Command & Conquer 3 Tiberium Wars (222,361)
7. 360 - Shadowrun (183,614)
8. PS3 - Spiderman 3: The Movie (183,059)
9. Wii - Spiderman 3: The Movie (162,940)
10. PS3 - MLB 07: The Show (138,011)
Q2発売のソフトウェア売上げでは、北米の本体普及ベースでトップを行くXbox360が好調さを見せつけています。次世代3機で発売されたソフトの売上げトップ10のうち、5本は、360タイトルとなり、さらに金額ベースでは2位のWiiに2倍近くとなる売上げ金額を見せています。
・ファースト/サード比
さらに特筆すべきは、ソフトウェア売上げでのファーストパーティとサードパーティの比率で
360は75%がサード製ソフト、一方のWiiはファースト製タイトルが64%と特徴が現れています。
・Q1以前のソフトを加えた売上げ
しかしQ1以前に発売されたタイトルの、Q2期での売上げを足した場合、下記グラフのようにWiiがソフトウェア売上げでわずかに上回ります。
これは2006年リリースの『ゼルダ:トワプリ』やQ1リリースの『Wii Play(はじめてのWii)』がQ2期にも好調な売上げを示したことが要因のようです。
http://www.vgchartz.com/news/news.php?id=402
*すべてのデータ・グラフはVgchartz.comが集計・作成したものです。