ブルームバーグの記事によると、Xbox360陣営の次の戦略は、より幅広い層をターゲットにすることとしています。
その鍵となる一つが「幅広いジャンルのソフト」。
マイクロソフトのグローバルマーケティング部門の責任者は「ハードコアゲーマー向けのマシーンと思われたくない」と語り、また同社ゲーム部門の責任者であるピーター・ムーアも、「もし幅広い層に向けての行動を早急に起こさなければ、2500万台を売った初代Xboxと同じ位置に留まってしまう。我々は9000万人の人を相手にビジネスをする必要がある。」と語るなど、家族や女性にも楽しめる360用ソフトの充実に向けて準備をしているとの事です。
360を幅広く広めるもう一つの鍵が「価格」です。
Xboxの製品管理責任者は「我々も、もっとも市場ウケするスイートスポットが199ドルであるということはよく知っています。もし子供の母親が、お店で250ドルで本体を買えたならそれは300ドルの価値があるとみなすでしょう。その点でWii陣営はうまくやりましたね。」と答え、値下げによる販売促進の効果を認めています。またUBS AGのアナリストは、360本体の価格を値下げを行うならば、クリスマス商戦前の9月の『Halo3』発売にあわせて行うことがベストのタイミングと予測します。
但し、このブルームバーグの記事掲載後、前述のマイクロソフトの製品管理責任者は、「記事中のコメントは、市場の売上げデータを元にした一般的な話としてコメントしただけにすぎない。現在の本体価格や、479ドルのEliteもよく売れている状況では値下げを行う理由は無い」と値下げの可能性を否定しています。
http://biz.gamedaily.com/industry/feature/?id=16438